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自転車に乗るなら押さえておきたい二冊

自転車に乗るなら、最低限、押さえておきたい二冊の本があります。

自転車を始めたのは8月ですが、この二冊でかなりの知識が付きました。
日常の通学で使う範囲内では、これで十分です。

目次
  • ロードバイクと"抵抗"の密接なる関係
  • より楽に走るための調整と漕ぎ方のヒント
  • より安全に止まるためのヒント
  • 安全に曲がるためのヒント
  • 限られたエネルギーとパワーを使うヒント
  • 大人の自転車乗りへのヒント
  • 自分でホイルを組むヒント
まずは1冊目、「ロードバイクの科学―明解にして実用!そうだったのか! 理屈がわかれば、ロードバイクはさらに面白い! (SJセレクトムック No. 66)」

例えば・・・、エネルギーコントロールから考えると一気に加速して巡航速度に乗る方がよいとか、上り坂でがんばった方がトータル消費エネルギーが少なくてすむ上に平均速度も上がるとか、空気抵抗と速度の関係とか、本当に勉強になります。

ただ、数値計算がいくつか出てくるため、理系が苦手な人にはちょっと辛いかも知れません。逆に理系な方へは大いにおすすめできます。

目次
  • 基本
    • 自転車の部品の名前が分からない
    • メンテナンスに必要な道具は?
    • ~略(多いので)~
  • ホイール
    • 前輪の外し方が分からない
    • 後輪の外し方が分からない
    • パンクした! 最初にするのがタイヤを外す作業
    • チューブを交換してタイヤをホイールにはめる
    • ~略(多いので)~
  • ブレーキ
    • ブレーキのききが悪い
    • ブレーキからする音がする。ブレーキの気質機をチェック
    • ブレーキシューの正しいセッティング
    • ~略(多いので)~
  • ギアチェンジ
    • フロントディれーラーがうまく変速しない
    • 後ろのギアが変速しにくい
    • ~略(多いので)~
  • ハンドルとサドル
    • 楽に走る乗り方、ポジションが分からない
    • グリップが走行中に突然抜けた!
    • 膝や太ももが疲れやすい。もっと楽にペダルをふみたい
    • ~略(多いので)~
  • その他のパーツ
    • ペダルが外れない
    • ビンディングペダルで膝が痛くなった
    • ~略(多いので)~
  • 自転車の疑問
    • 自転車に安全に乗るためのグッズとウエア
    • なぜ、パンクするの?
    • 自転車をもって遠くに行くためのアドバイス
    • ~略(多いので)~
もう一冊が、「自転車トラブル解決ブック」です。

自転車のメンテナンスはほぼこれで大丈夫でしょう。MTBをメインとして書かれているようで、ロードバイクのSTIレバーの調整などについては書かれていません。それについては、別の箇所で補完する必要があります。

また、あくまでコンフォートな乗り方について書かれている感じがします。自転車トラブル解決ブックを基本として、それにロードバイクの科学の内容を付け加えていくのが良いでしょう。

後は、具体的な工具類の選定には、2chの自転車工具スレッド(リンク先は14の過去ログ)が役に立ちます。悪い工具をつかまないためにも、ぜひご利用下さい(私はいくつか悪いのをつかんだ後にこれを見つけました・・・)。

他の有名どころといえば、サイクルベースあさひのメンテナンスマニュアルです。

個人的に気に入っているのは、ポジション合わせにシルベスト式 ポジションあわせの基本メソッド、Be.Bike Street&Urban Bike の メディカルセンター の 特に変速機調整についての部分です。自転車トラブル解決ブックには載っていない、Bテンションの調整なども載っていて重宝しています。

いくつか紹介しましたが、どれも一つで完璧ということはありませんので、いくつかを並行して読みながら正しい情報を抜き出して下さい。

勝ちに飢えている方へ:ランチェスター戦略はいかがでしょうか?

弱者・・・組織に対する個人、目の上にたんこぶがいる人、強力なライバルがいる人、が勝つためにはこの戦略しかない!!、といわれるランチェスター戦略を勉強中です。

ランチェスター戦略は元々戦争のための理論で、第2次世界大戦の折などに米国側が使ったものです。単純明快であるにもかかわらず、応用性が高く様々なことに使えます。

目次
  • プロローグ 勝ちに飢えているあなたに
  • 第1章 今、甦る常勝の「ランチェスター法則」
  • 第2章 ビジネス下克上時代の勢力図「占拠率のサイエンス」
  • 第3章 戦略の奥義「ランチェスター3つのグランドルール」
  • 第4章 弱者逆転の極意「弱者の戦略vs強者の戦略」
  • 第5章 勝利のロードマップ「ランチェスター戦略の実戦体系」
  • 第6章 ランチェスターで斬る!「弱者逆転企業の実例」
  • エピローグ "本物"の勝利を得るために
目次
  • プロローグ 一点突破せよ!!
  • 第1章 志の旗を掲げよ!「弱者の基本戦略」
  • 第2章 戦場を定めよ!「弱者の商品戦略・地域戦略」
  • 第3章 狙い撃て!「弱者の顧客戦略・流通戦略」
  • 第4章 空中戦を支配せよ!「弱者の集客戦略」
  • 第5章 一対一の接近戦で負けるな!「弱者の営業戦略」
  • 第6章 そして、全面展開せよ!!「強者の基本戦略」
  • エピローグ 一点突破のための“7大要因”
  • 特別付録 ランチェスター式事業戦略ワークシート


上記の内、「弱者逆転」が2005年、「一点突破」が2007年の本です。ですが・・・「弱者逆転」だけ読めば十分でしょう。「一点突破」は弱者逆転を元に、中小企業向けの具体的戦略や例を入れたもので、他のことに応用しづらい無いようになっています。

ランチェスター戦略は簡単に言えば「どんな方法を使ってでも数の有利を作り出せ」となります。例えば、弱者(N)が強者(M)に挑む場合、強者を細かくNよりも小さくなるまで分けてしまいます。そうすれば勝てる、というわけです。戦争で言えば、部隊を少数に分断する。経営で言えば、分野や地域で分割していく、研究であれば分野や使い方を分けていくと言うことになります。

上記からわかる用に、ランチェスター戦略的に言うと、「今は勝っていない」と思うのであれば、戦線の縮小を行うことになります。そしてそこに全力を投入することです(詳しくは本を読んでください)。

自分の研究に当てはめると、納得できるところがあります。私のやり方は、あれもやりたい、これもやりたい、こういったシステム全体を一通り作りたい、とやっていましたが、弱者(個人)である私がそれを行ってはいけないと言うことです。そういったことは、企業の研究所など戦力が多いところが行うべきことだったのでしょう。ということで、戦線の縮小を行うつもりです。

ランチェスター戦略はあくまで戦略論なので、様々なことに応用が利きます。もしも、自分が一番の強者ではなく=弱者であり、うまいこと勝てていないというのであれば、ぜひ一読されることをおすすめします。

読書時間: 「弱者逆転」:45分, 「一点突破」:35分
執筆時間: 30分

# 補足
戦略とは、全体を俯瞰した方針のようなものです。戦略の元、個別の戦闘が行われ、そこで使われるのは戦術です。かなり大雑把ですが、例えば、戦争でどの拠点をどの順番で潰すと効果的か、というのは戦略です。では潰すのに爆撃するか砲撃するかなどは戦術となります。

ビタミン補完計画: 効果のあるビタミンを取りたい - [本] 最新サプリメントガイド

身体の疲れを早く抜き、朝も軽快に行こうと思い、ビタミンなどの補助食を見直してみました。
<2008/02/22 一部誤字を修正>:
<2008/02/23 ビタミンB1の摂取量の単位を間違って計算していたのを修正>:

目次 (「BOOK」データベースより)
  • 第1部 特定保健用食品
    • (特定保健用食品とは何か/おなかの調子を整える, ほか)
  • 第2部 ビタミンとミネラル(栄養機能食品)
    • (栄養機能食品とは何か/ビタミンA, ほか)
  • 第3部 健康補助食品
    • (健康補助食品とは何か/α-リポ酸, ほか)
  • 第4部 悩み別サプリメント活用ガイド
    • (便秘がつづく/下痢をおこしやすい,ほか)

目次が簡素ですが、実際には30項目ぐらい有ります。ビタミン別、健康補助食品要素別などに細かく書いてあります。

特定保健用食品、栄養機能食品(ビタミン系)、健康補助食品のそれぞれの要素について、臨床研究の症例をいくつか入れつつ、解説しています。内容はばらつきがあり、効果が研究的に認められているもの、効果の結果が怪しいもの、と様々です。この本の読み方としては、サプリメントを買う前に気になる項目を引くということになりそうです。

ちなみに、特定保健用食品は国の保証付き、栄養機能食品(ビタミン系)までは効果が実験で(ほとんど)確認されていて、健康補助食品では効果が有るのだか無いのだかといった状態になります。

トクホは効果別に取るとして、難しいのはビタミン系です。数が多すぎますから。

私は普段の活動(特に脳)に影響のあるものとして、以下のものを取ることにしました。
  • ヘム鉄 (特定保健用食品)
  • ビタミンB群 (栄養機能食品, アリナミンAなど)
  • グリシン (健康補助食品, アミノ酸(コラーゲンから))
  • アリシン (健康補助食品, ニンニク系サプリから)
これらを取る上で重要なことは、吸収率と再合成率です。消化されてしまうので、そのまま身体の中に入ることが少ないのが問題です。

~~誘導体という表記のものは、体内での再合成率が高いようなので、優先した方が良さそうです。

ヘム鉄とビタミンB群はサプリメントが簡単に見つかりましたが、残りの二つがなかなか難しい。継続調査に回します。

読了時間: 35分, 執筆時間: 45分

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以下詳細。

ヘム鉄 (特定保健用食品)

非ヘム鉄の吸収率が2~5%くらいなのに、ヘム鉄は15%~25%の吸収率を誇る。
脳へ酸素を!! 女性や痔主には良いかも。(私も痔主orz)

取りすぎは問題なし、体が自動で吸収率を変更してくれる。
鉄を取るなら必ずヘム鉄。

ビタミンB群 (栄養機能食品)

炭水化物/タンパク質/脂肪の代謝促進
エネルギー変換率が上がって、代謝で身体が疲れるのを防ぐ

睡眠時の疲労回復に必要なATP,GDPの合成に必要 (参考)

半減期は数日, よって、多少の取り溜めはOK ... と、別ソースで数時間とかいうのも出て来ましたが、参考文献が多いので数日を採用 (ただし、このソースは天然物と実行合成で効果が違うっていうのが納得いかないところ。化学式が同じものは同じ効果でしょう?)
1日必要量 1.1mg
取りすぎは問題なし、水溶性、10mg以上を取っても吸収されない/尿に流れ出る。
日本人成人男性の口径摂取平均は0.98mg(慢性的に足りない)
代表サプリメント: アリナミンA 100mg

グリシン (健康補助食品, アミノ酸(コラーゲンから))

睡眠の質の改善

普段の食事ではあまり取れ無いらしい。取る方法は、なんとコラーゲンを取ることです。コラーゲンをおなかの中で分解してできるアミノ酸の1/3がグリシンになります。

アリシン (健康補助食品, ニンニク系サプリから)

ビタミンB1と結びついて、持続性ビタミンになります。
主にニンニクに含まれるそうです。

代表サプリメント: ニンニクエキスか? 含有量が明記されていないので要検証

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以下は、余裕があれば取るかも

ビタミンC

免疫強化
コラーゲンの合成に必要 (女性にお勧め?)

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おまけ

コラーゲン

実はコラーゲンを目的にコラーゲンを食べることは意味がうすいです。
理由は、コラーゲンはタンパク質なので、消化されてしまうからです。
よって、消化後に再合成できないことには意味がありません。

コラーゲンを継続取得した人は、体内の含有率が挙がったという報告はありますので、再合成を促進できる状態を整えるのが重要になります。ひとまず、ビタミンCの取得でしょうか(要追調査)。

他の問題はタンパク質なので肉を食べているようなものなので、カロリーになることですね。しかも、アミノ酸のバランスは良くないので、コラーゲンに再合成されなければ他のタンパク質にはなりづらく、脂肪行きになる可能性が高いです。

あなたの知的生産力の向上を10倍加速する方法

池田先生のエントリを見て、書こう書こうと思っていたら、小飼さんも先に意見を述べていらっしゃいました。

議論の対象になっている本はこちら
目次
  • はじめに 数々の資格・賞を取得した新・知的生産術を公開!
  • 第1章 自分をグーグル化する方法
  • 第2章 情報洪水から1%の本質を見極める技術
  • 第3章 効率が1o倍アップするインプットの技術 - アナログ手法とIT機器を融合させる方法
  • 第4章 成果が10倍になるアウトプットの技術 - マッキンゼー直伝! ピラミッド・ストラクチャー&MECEの力
  • 第5章 知的生産を根底から支える生活習慣の技術 - すき間時間、体力、睡眠に投資する発想転換のススメ
  • 第6章 自分の力が10倍アップする人脈作りの技術 - 情報のGive5乗の法則
  • 最終章 今日の5つの新しい行動から明日を変える!
  • 巻末フルカラー付録 愛用IT機器・ソフト16、お薦め書籍116、厳選英語Audio Book33リスト付き

池田先生のエントリ
要するに、知的生産の技術というのは、その人の職業やライフスタイルや知的水準などに依存する(M.ポラニーのいう)個人的知識であり、すべての人の生産性を10倍に上げる万能の特効薬なんかないのだ。特にファイナンスについては、一般論は何の役にも立たない(役に立つなら、経済学者はみんな大富豪になっているだろう)。知的生産性を上げるためにもっとも重要なのは、こういうお手軽なハウツー本やマスコミの通念を信じないで、自分の頭で徹底的に考えることである。

小飼さんのエントリ
知的生産力は知力とは異なるからだ。

知力というのは、「人に思いつかない事を思いつける」能力。それに対し、知的生産力は、「人が思わないことを、人に届ける」能力。

だから、徹底的に考え抜くというのは、知的生産においては査定0なのだ。むしろ「とりあえずここまで考えた」というのをさくっと抜いてしまった方が知的生産力は高いといってよい。

お二方共の意見は、至極もっともです。私としては、これに少々持てない者からの視点を加えておきたいと考えます。

私はこれらの本は、根本的にハウツー本に分類されるものではなく「合うことのできない高度な活動者の習慣を見られる唯一の機会」だと感じています。

人が学ぶには真似る(=まねぶ=学ぶ)のが一番近道です。人が一人で出せる力なんて限られています。だから、人が考え出したものを真似て学び、一人では不可能な速度で知力を上げることが可能です。

このとき一番不幸なのは何か、それは「真似る対象がいないこと」の一言につきます。自分の次の理想の状態がイメージできない、すなわち一人分の学習速度しか出せないという状態が一番辛い。

この真似るべき対象が周囲にたくさんある方が更に速度が上がります。これらの本は、小飼さんや池田先生のように、日常的に高度な活動者とふれあえる方々以外にとって、非常にありがたい真似る対象なのです。

更に、普段であれば真似る対象の行動の意味を、自分の誤解があるかも知れない中で考えていかないといけないのに、自ら解説していただけているなんて、なんて贅沢なことか。真似る対象が日常的に合っている人々だったとしても、その1つ1つの行動の意味を聞いていくのが、どれだけ困難なことか!! それが、高くても3000円程度で手にはいるなんて、本当にありがたいことです。

もちろん、ただ真似るだけではなく、その意味を体感し、その中でエッセンスを読み取り、自分の中で咀嚼して身につける必要があります。それでも、やはり一番始めに行うことは真似ることです。

今回のタイトルは、小飼さんや池田先生のところのを真似て付けてみましたが、「あなたの知的生産力の向上を10倍加速する方法」は今の10倍の真似る対象と出会うことだと思います。普段からふれあえる対象を増やせるのなら、それが最良の方法です。もしそれがダメなら、今の世の中には本という第二の方法があります。そして、今はライフハックブーム(もう一段落しましたが)で、第一線にいらっしゃる方々の本が多数出ている! 良い時代になったものです。

池田先生は、どうやらこの系統の本を執筆されないようなのが、非常に残念。もしも、池田先生の普段の行動が理由付きで解説されるような本があれば、3000円以上でも絶対に買うのになぁ。

執筆時間: 30分

少し古いが今にも通じる研究開発の指針 - 研究開発テーマの探索と評価の実際

本の題名は「研究開発テーマの探索と評価の実際」社会法人企業研究社 1990年

Amazonで探したら無かったですよ。orz

10社程度の企業が自社の研究開発体制について、各テーマにしたがって述べた本です。少々古いのですが、現在の研究開発にも通じるエッセンスがあったっと思います。

例えば、「3年後にドカン! よりも、1年ごとにポロポロと成果が出る方が好まれる」「長期間かかっているものは大抵ダメ、基幹研究でない限り切る! (目安は研究3年, 開発2年)」等々。
他にも、どのような場合にテーマ変更を示唆した方が良いのか、について書かれていた「人員が減ったとき」「本人がやる気を無くしているとき」「行き詰まり感が出ているとき」とか、その場合にどう止めさせるか、なんかも興味深いところです。

特に、行き詰まり感があるときは「しばらく精一杯やらせてみて、自分から止めるといわせるのが一番良い」といった意見などは、私たちの研究室でも実践できればいいなと思います。もっとも、学生生活という限られた時間ではその期間が取れなかったり、自己判断の基準ができていないために自分からは止めると言えなかったり、といったことが起こるので、この部分のサポートは先生や先輩方がサポートするべきところです。

また、全部に共通していわれているのが、テーマの事前選定の重要性です。研究室でも良く話題になりますが、事前の調査の少ないテーマや、そのテーマの善し悪しを判定できる人がいないテーマは大抵失敗している気がします。また、テーマ自体は良いのですが、それに対してヒューマンリソースがたりない場合も失敗している気がします。方法があまり書かれていなかったので、他の本で補完予定ですが、何かしらの方法や基準を見つけて導入することは、研究の成功への必要条件だと思います。これは、個人に対しても、集団に対しても、どちらでも必要になるものでしょう。

以上、簡単な感想でした。
この本、実は大学の図書館にあったのをたまたま見つけて読みました。

追記:
 出てきた中ではリコーと中央研究所、豊田が魅力的でした。
 もっとも90年のものなので今は大幅に変わっていると思うので、再調査が必要ですが。

多くの問題解決手法の原典 : 問題解決プロフェッショナル「思考と技術」

あの超有名コンサル会社、マッキンゼーで著者が学んだ問題解決手法について書いた本であり、今まで出ている問題解決手法の原典といえそうな本。いろいろな手段の理念が分かりやすく書いてあります。
目次
  • 第1章 思考編
    • ゼロベース思考
    • 仮説思考
  • 第2章 技術編
    • MECE
    • ロジックツリー
  • 第3章 プロセス編
    • 課題を設定する
    • 解決策の仮設を立てる
    • 解決策を検証・評価する
    • 「ソリューション・システム」シートを使う
  • 第4章 実践編 「ソリューション・システム」活用の現場
    • 事業課題を設定する
    • 「ソリューション・システム」で新商品の導入を図る
    • 解決策を実行する


読んでわかったことは、この本に書いてある手法が今まで読んだ多くの本のベースになっているということです。なにより、この本の内容が一番シンプルです。なぜブレインストーミングが重要なのか、なぜ仮説を先に立ててそれを検証する形を取らないといけないのか、なぜマインドマップが有効なのか、これらがすべて書いてありました。これらを知ることで、今使っている手法をより有効に働かせるにはどうするべきか、という命題にひとつ道しるべができた気がします。

他の本を読んだ後でも、他の本を読む前でも非常に有効な本だと思います。経験値を伝える技術でいうところのレセプター作りにはもってこいです。また、今まで学んだことをどう改良していこうか、という視点からも役立ちます。さらっと読めますので、一度は読んでおくべき本だと思います(私は図書館で読みました)。

読書時間: 40分

自分用メモ : 手法の簡単なまとめ
  • ブレストを行い、どういうことができるかを否定せずに考え、マインドマップを使ってロジックツリーを作り、MECE(重複と漏れなし)になっているかを確認する。

熟練者の「勘」を伝授するには

やはり、今の研究室のやり方では色々たりないのだと考えさせられた一冊。

目次
  • 第1章 なぜ、ディープスマートが重要なのか
  • 第2章 経験を通じて学ぶ
  • 第3章 エキスパートの専門知識の課題
  • 第4章 知識を創造的に組み立てる
  • 第5章 信念がディープスマートを形づくる
  • 第6章 社会的な影響の功罪
  • 第7章 知識の移転とコーチング
  • 第8章 指導の下での経験が重要
  • 第9章 ディープスマートを育む ― 組織と個人のために


例えば、良くプログラムを行う人は何かバグがあった場合にも簡単にその答えに行き着きます。これは今までの経験によって、ここはたぶん違うなぁとか、これが怪しいぞ? といった勘が働くようになるからです。この「勘」に代表される習熟によるひらめきをディープスマートというのですが、それは一体何なのか、どうやって形成されるのか、どうやってれば教えればよいか、について書かれた本です。

これは非常に重要なテーマで、今いる研究室でも研究の行い方等を教わったり教えたりしていますが、なかなかうまく伝わらない。何かをやってみさせても、具体的指示を与えてもなかなか習得してくれません。また、自分自身が学ぶときも習得効率が悪いと感じています。

この本の7章と8章に、より効率的な伝え方について書かれていますが、その中で特に実践できていないと感じているのは「意図した結果が習得できる課題を作り与えること」と「適切なフィードバックを与えること」の2つです。特に、後者を行うのが難しい。

課題途中でのフィードバックはできている気がします。しかし、何か課題を提出した後のフィードバックがあまりありません。大学の講義の課題では、提出したら終わりで後は評価が出るだけですが、研究室の課題はそれではいけないのだと言うことが分かります。提出後には、それを1対1の対談式で評価とフィードバックを与えることが重要なのだと考えられます。今後はできるだけ組み込んでみて、効果を確かめていこうと思います。

また、フィードバックのときに重要なのが、「否定して終わるフィードバックでは伸び幅が少ない」と言うことだそうです。この点も、私のいる研究室の課題です。結構否定するだけ否定して、なかなか褒めないという現状があります。少なくとも、本書の大規模な聞き取りの結果から、それでは効率が悪いということが分かります。こちらもできるだけ変えて行かなければいけませんね。

追記(2008/01/29)
何もせず見て習うのが非常に有効であることも興味深いところです。ただし、見て習った後にコーチとそれについて話し合い、自分の意見にフィードバックを貰う場合に限るというのがポイントです。私の研究室では見て習うことはしていますが、最後の話し合いとフィードバックが抜けている。

読書時間: 2.5時間
半分以上が事例集であり、なかなか必要な情報がつかめませんでした。要点だけなら章末に書いてあるのですが、それだけではなぜそれが必要なのかが書いていないため不十分でした。

速読の理論書





前回レビューした10倍早く本が読めるをAmazonで見てたら、おすすめされたので。

これは10倍早く本が読めるとセットで読んだことで、非常に効果的な本になりました。おそらく単品で読んでいても、ここまでの効果はなかったと思います。

10倍早く本が読めるが実践方法の本、王様の速読術が理論の本です。なんで両方そろった本がないのかという気もしますが、私にはこの役割分担になりました。

先に10倍を読んでから、こちらを読んだので多少厚い割に速く終わりました。今後もこのペースで本が読んでいけるなら、非常にすばらしいことです。今回のことでも、このようなパワーアップ系の技術はできるだけ早く獲得しておくのが、最終ゴールを高めるのに必要なんだと、再実感しています。

速読について書かれているのは1章のみですが、残りの部分にある種類別の文章分析や速読の使い方もなにも納得するものがあります。特に、種類別の文章分析は良い文章を書くための指針を思い出させてくれたので、非常に感謝しています。

やはり定期的に実用書は読まないとダメですね。繰り返さないことは忘れます。
この本のおかげで、時間がない状況でも(こそ)、がしがし読んでいくぞ~という気持ちが湧いてきたのは良いことです。

読書時間: 45分

「10倍速く本を読む方法」の本のレビュー





勝間さんがおすすめしていたので。


一時期に爆発的に流行ったフォトリーディングのマニュアル本です。Amazonのレビューなどを見る限り、11万以上もするセミナーの教材とほぼ同じらしい。

この手法のポイントは2つ。1つは不要な部分を読まず、文章中のエッセンスだけを読むこと(4~11%とのこと。2:8の法則で、多くても2割)。もう1つは、反復法によって記憶に残すことです。フォトリーディングでは、予習(目次やまとめだけ読む)、フォトリーディング、復習(写真書の後、数分を置いて行う)、活性化(復習後、数分から数日をいて行う)の4回も本を読みます。この反復法は、脳科学に裏打ちされた方法で、反復周期も妥当なものです。詳しくは記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)をどうぞ。

戻って1つ目の文章エッセンスの高速抜き出しですが、これは周辺視を使っています。周辺視は体感しないと理解し辛いものですが、筆者のようにサッカーなどのスポーツを行っていてる人は普段行っていることです。シューターやテトリストも行ってますね(ちなみに私はシューターでテトリストでした)。

おそらく、これの習得のためにセミナーが必要なんじゃないかと思います。どうしても身に付かないという人はセミナーを受けてみてもいいのでは? (11万強しますが)

実は、内容が一緒に買った王様の速読術と同じような気がしています。まだ、ぱらぱらめくっただけなので断定はできませんけど。

ちなみに、薄いです。いろいろと。
読書時間:10分

無気力化の予防接種(の本)




前回に脳科学関連の本を推したので、同系列で良かった本を一冊。

題名は「オプティミスト(≒楽観主義者)はなぜ成功するのか」ですが、その理由を簡単にまとめれば「失敗を気にせず突き進み、止まらないから」とのこと。ただし、この本の面白いところは別にあります。

この本の最大の価値は、内容の多くを「ペシミスト(≒悲観主義者)はなぜ生まれるのか」に割いていることです。つまり、無気力化してしまうのでやっては行けないことが書かれています。これは、多くの実験結果を基にしたもので論文にもなっています。

本に書かれている「オプティミストになる方法」はAmazon等でも賛否両論あるようですが、このペシミスト予防法だけ十分に価値があると思います。ペシミストにならなければ、そのうちオプティミストになれるでしょう。

無気力化してしまっている人には悪い習慣から抜け出すために、まだ無気力化していない人/しそうな人には予防のためにおすすめします(図書館にも結構置いてあります)。

脳科学でライフハック


ライフハックス - 鮮やかな仕事術



ライフハックのまとめに対して、脳科学の方向から「なぜその方が気持ち良いのか」についての説明を追加した本。

やっぱり脳科学の立場から見た人間の習性は面白い。

この本は、私たちみたいな理系の人間には効果絶大だと思います。理系人間の多くは理屈がわからないことはなかなか信用できなくて、ついつい原理のわからないライフハックはやらなくなってしまいます。その一方で、理屈に納得すると中毒になったり。

「信じるものは救われる」とよく言いますが、実はこれは本当なんです。それが効く!と思ってやるのと、効くかな?と思ってやるのでは効果が違います。これは脳がどれだけ活性化しているか、集中しているかが実際の効率に影響してくるからです。

ライフハックの内容は、ほとんどウェブで見受けられるものですが、総まとめには良いでしょう。すぐに読み切れますし、私には値段以上の価値があったと思います。

読書時間: 50分